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2005.05.11

SNSに寄せる期待

普段、あまり他のブログに関して意見述べてみたいとかはしないのですが、今回に関してはテーマがなかなか面白かったので、自分の意見をまとめられるといいな、という考えでエントリしてみます。

そのテーマとはこちら。

ブログブームよりもSNSブームが終了する :小林Scrap Book
http://blog.heartlogic.jp/archives/000589.html

最初に断っておくと、こちらのブログを読む限り、考えていることや視点は同じだと思うんですね。単に表現の違いというか、SNSをどう定義するかでちょっと自分とは結論が違っているだけだと思いますし、

「mixi」は「mixi」そのものであり、別段「SNS」というカテゴリ名を打ち出す必要はない

という点も非常に同感ではあります。

ブームの定義、そしてブログの定義に関しても同感で、本題のSNSとは異なるので割愛します。ここで考えたいのはSNSの定義。こちらのブログでは、SNSの定義を「自分でSNSと謳っているWebサービス」としています。つまりはmixiやGREE、livedoor フレンドパークに代表される「ソーシャルネットワーキングサイト」としてのSNSという定義です。

確かにmixiやGREEがSNSの形とするなら、ブームで終わっていく可能性もあるでしょう。ただ、私はSNSはもっと大きな枠でとらえてこそ魅力のある存在だと思います。

SNSの要件としてこのブログで語られている「マイページ」「友達とのつながり」の2点を元に考えてみた場合、確かにmixiやGREEはこの要件を満たしています。ただ、実際にはmixiもGREEも、サイトの中で動いているのは日記と掲示板が主であり、中で行なわれていることは今までの掲示板や日記、そして最近流行のブログと同じなんですよね。

SNSとは仕組みでありツールであって、mixiやGREEは単にSNSを使ったコミュニティサイト。今ではSNSの代表格といえばmixiになってしまっていますが、だからといってSNS=mixiではSNSの魅力や可能性が感じられないのも確かでしょう。

前述のSNSである要件を踏まえてもっと大きく考えてみます。マイページがあり、友達がつながる。友達の定義もいろいろかもしれませんが、システム的には「ソーシャルブックマーク」と呼ばれているサービスも十分にSNSの要件を満たしていますし、新しい情報収集のあり方として注目もされています。

国内では似たようなサービスがまだ出てきていませんが(あえていうならフォト蔵かな)、Flickrもマイページの写真を軸に友達が繋がっていくサービスです。ちょっと反則かもしれませんが、トラックバックでブログが繋がっていく「トラックバックピープル」も、要件だけなら満たしているでしょう。

さらにWebの世界を離れて考えると、「すれちがい通信」で話題を集めるnintendogs。これもソーシャルネットワークのコンセプトを満たしていると思います。ムチャクチャな意見に思えるかもしれませんが、実際にnintendogsをつかってすれ違い通信を体感した人ならわかってもらえるのではないでしょうか。つながりの部分に関しては「出会い系」にしたくないからか、nintendogsでは極力抑えられているとは思いますが、自分のnintendogsというポータルを介して、すれ違った飼い主がフレンドリストで繋がっていく様子は、本質的にはソーシャルネットワークと重なる部分が大きいと思います。

つまり、SNSをmixiやGREEのような、1つのサイトに集まった日記や掲示板の集合体と考えるのではなく、ソーシャルネットワークという仕組みの部分に注目すると非常に可能性があると思うのです。

繰り返しですが、mixiやGREEはソーシャルネットワークの仕組みに日記や掲示板が載っているだけ。ソーシャルネットワークは道具であって、mixiとGREEはその使い方の一例。今は使い方の1つがあまりにも盛り上がっているだけであって、むしろもっと別の使い方に期待したいのです。それはつまり、こちらのブログの

「SNSのいいところを持った、別のサービスが生まれてもいい」という点に重なってくる

という点で、表現は違えど期待している方向はいっしょだな、と感じるのでした。

また、mixiやGREEのようなSNSとしての形でも、まだまだ可能性はあるとも思います。このブログでは途中で医療関係のSNSについて触れていますが、私はこういうカテゴリ特化のSNSがもっとあって良いと思います。

指摘されているように、mixiと同質のSNSならもう必要ないとは思います。しかしmixiは単に友達とのつながる場であって、目的を持って集まる場所にはなっていません。医療だけでなく、1つの目的を持って人が集まり、その集団に対して最適な機能を提供するような仕組みは、mixiだけでは難しいと思います。

医療はちょっとなじみがないので具体的な例は考えつかないですが、すごく身近な例で言えば、大学や高校の友達とだけで立ち上げられるSNSがあったらすごく便利。友達に「mixiに入ってよ」といって入ってもらうのは大変ですが、自分でサイトを作って、そこに参加してもらうなら敷居も低いし、メーリングリスト感覚で運営できるのでは。自分がメーリングリストやってて思うんですが、メールはころころかわるから途中で途切れることも多いんですよね。SNSの仕組みなら、メールアドレスが変わっても使ってもらえさえすれば大丈夫。メールアドレス登録しなおさなきゃ意味ないという意見もありましょうが、すくなくともメーリングリストだけの関係よりはよっぽど交流を持続できるかなぁと楽観的に感じている次第です。

他にもヤマハの「プレイヤーズ王国」のように音楽を目指す人たちの集まりもあります。それもmixiでできることではありますが、作った楽曲の発表の場があったり、それに対するレスポンスの場があったりと、より専門的なカスタマイズがされています。レコミュニも少々理想が高すぎましたが、SNSの仕組みとしては面白いですし、あと数年たったらレコミュニのような仕組みが現実味を帯びる可能性もあるやもしれません。

SNS=招待制、SNS=mixiみたいな印象があるうちは、SNSという言葉は確かにデメリットになるかもしれませんが、本質的なSNSという可能性には期待したい。私としてはブログもSNSもコモデティ化していくと思いますし、ブログはXML、そして擬似プッシュ配信(※論文対策)としてのRSSのような標準化された機能がインフラ的に広がっていくのに対して、SNSは人との繋がりというツールとして広まっていくのかな、むしろ広まっていって欲しいと思う次第です。

あと最後に以下の部分、

ブログというのは端的にいって1ユーザーが自己完結できるものであり、自分が自分にとって価値のあるものだと思っている間は、ずっと使い続けられていく。対してSNSはコミュニケーションに価値のあるサービスなので、コミュニケーションする相手がいないとその意義はほとんど無くなる。本人がアツくても、仲のいい友達に「mixiやめるブーム」が来たら、連動して急速にクールダウンしてしまう可能性がある。

逆にブログは1人でやってるから自分が冷めたら終わりで、mixiは友達が盛り上がっているから続けられる、という考えもあるかなと思いました。

何にせよ、SNS=mixiなのはつまらないのでもっと面白いSNSの使い方がでてきてほしいところ。

2005.05.10

MyRSSに続くRSS変換サービスを比較

RSSの魅力に取りつかれ、情報収集にはRSSリーダーがかかせなくなった私。とはいえ世の中はRSSに対応していないサイトのほうが大多数なのですが、その解決策の1つとしてMyRSS.jpは非常に強い見方でした。

MyRSS.jpは、RSSに対応していないサイトでもRSS化してくれる大変便利なサービスです。初回は最大10サイトまでしか登録できないとはいえ無料で使えますし、複数のアカウントで登録したり、Bloglinesでほじくったりすれば(※後述)、10件でも十分すぎるほど。大変に愛用しております。

ところが最近になってMyRSS.jpに近い機能やサービスが立て続けに登場。使ってみたらそれぞれ面白い挙動だったので、簡単に機能比較してみました。

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◇MyRSS.jp
http://myrss.jp/

RSS抽出対象:リンクの張られたテキスト

クロール時間:1~3時間

登録数:初回10サイトまで

1回の同時配信フィード数:100フィード

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RSS変換サイト(と表現しておきます)としては一番メジャーというか、自分の知る限り唯一無二の存在ではないかと。

オンラインサービスならではのメリットとして、好きなRSSリーダーにRSSを登録できるところが便利。RSSの作成方法も、チェックしたいURLを入力するだけと手軽。初期登録時は1ユーザーにつき最大10サイトまでしか登録できませんが、時々配られるクーポンを登録すると少しずつ登録サイト増やせますし、緊急で足りない場合はメールアドレスを複数使えば事足りるかと。

しかしもっと便利なのはBloglinesのブックマークレットを使う方法です。Bloglinesは、サイトの中のRSSやAtomを自動的に見つけてくれるんですが、これがMyRSSも見つけてくれるんですね。人気なのにRSS対応していないサイトは、意外と誰かしらMyRSSを仕掛けていること多いですから、気になるサイトはまずBloglinesでチェックしてみるといいです。

他人のMyRSSを使っていいのかは気になるところですが、FAQには

Q:RSSフィードは公開してもかまいませんか?

A:RSSフィードについては、ユーザー登録していない方でもお使いいただけます。表示されているRSS(RDF)のURLを公開することで、誰でも利用することが可能になります。なお、ニュースの著作権はサイト側にありますので、公開時にはご注意ください。

とあります。Bloglinesで見つけちゃうのが「公開」なのかは微妙かもしれませんが、あくまで自分のRSSリーダーで使う分には許容範囲内ではないかなと。

そんな便利なMyRSSですが、何点か気になるところも。1つはクロール時間が1時間単位なこと。自分の場合仕事でもRSSを愛用しているので、細かくRSSをチェックしたいときには1時間以上のクロールだとちょと遅いのです。

また1度の配信フィード数が100までなのも難点。フツーに使ってる分には問題ないんですが、カトゆー家断絶のように1回の更新で100を超えるリンクが張られると、見切れないニュースがでちゃうんですよね。かといってカトゆーを普通にブラウジングするよりRSSリーダーのほうがはるかに読みやすいので(カトゆーの中の人ごめんなさい)。

そんなところに登場したのが、愛用しているRSSリーダー「Headline-Reader」のHTML抽出機能です。

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Headline-Reader(HTML抽出機能)
http://www.infomaker.jp/headline/extract.htm
RSS抽出対象:リンクの張られたテキスト

クロール時間:初期設定1時間(15分から設定可能)

登録数:ほぼ無限

1回の同時配信フィード数:制限なし?

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1つのRSSリーダーに縛られるので、Headline-Readerユーザーでないとメリットありませんが、これならカトゆーもすべてRSSで見られるし、15分単位で細かくサイトをチェックすることもできます。

サイトではmixiやGREEが見られると紹介してますが、私が便利に感じたのはクローズド環境のHTML抽出。例えば社内のイントラネット情報など、そのネットワークでしか見られないようなホームページでもチェックできるのです。同じ理屈でフレッツ・スクウェアなんかもチェックできるのでは。メリットないかもだけど。

いいこと尽くめに見えますが、難点はFTPSyncと併用できないこと。FTPSyncのありがたみは以前にも書きましたが、複数台でHeadline-Reader使っているとすごく便利なんですよね。なので今はカトゆーのように一度の更新が多いサイトや、業務用チェックサイト、社内のイントラなんかでHTML抽出機能使ってます。mixiの日記は仕組み上仕方ないですが、RSSフィードだけではだれが書いた日記かわからないのでちょっと使いづらいかな。

そして5月10日付で登場したのが、blogwatcherの新機能「なんでもRSS」。これは上記の機能とは異なっていて、日付を元にしてRSSを抽出する仕組みです。

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なんでもRSS
http://blogwatcher.pi.titech.ac.jp/nandemorss/index.cgi?url=

RSS抽出対象:日付・日時の記載されたテキスト

クロール時間:1時間くらい?(体感ベース)

登録数:?

1回の同時配信フィード数:?

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サービスはじまったばかりであまり使いこなせてないので詳細まだ見えてないのですが、この日付の抽出というのが非常に面白い。といってもニュースサイトなんかでは、大抵テキストにリンクが張られているので、素直にMyRSSを使ったほうが正確だったりします。日付がリンクごとではなく、1日のカテゴリごと表示するサイト(例えばWatch系ニュースサイト)だと、1回の更新で1日のニュースまとめてもってきちゃうので。

では、どこで使うと面白いかと言うと、逆にリンクがないけど日付は1つずつ記述されているサイト。具体例の1つがレンタル掲示板ですね。大手のTeacupはすでにRSS配信していますから意味ないですが、必ずリンクが入るとは限らない掲示板では非常に重宝します。EZBBSとかうまくいきましたよ。

また、リンクで抽出するとそのまま詳細先に飛んでしまう連邦、リンクだと「▼」しか表示されないTECHSIDEでもなんでもRSSは便利(フレーム内のページを設定)。ただ、TECHSIDEはWatch系ニュースと同様、1回の更新で1日分をその都度読み込んじゃいますけどね。

個人的に気に入っているのはヤマギワソフトの店頭イベント情報。これで木下あゆ美情報も逃さないですみますよ!

てなかんじで、なかなか面白くなってきたRSS業界。すべてのサイトがRSSに対応するまでは、これらのサービスを使い分けて便利に情報収集していきまっしょい。

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